特定非営利活動法人 あゆみ福祉会 代表 新井 明彦 様インタビュー

2021/05/26

特定非営利活動法人 あゆみ福祉会

代表 新井 明彦 様

にインタビューいたしました!
埼玉県にて、グループホーム6か所/居宅介護・重度訪問介護/移動支援、生活介護/児童発達支援・放課後等デイサービス2か所、特定相談支援事業に加え、訪問介護事業を経営されています。

今の事業を始めたきっかけは何ですか。

もともと福祉業界で施設福祉の仕事をしていて、
20代の頃には「いつかは自分で事業を始めたい」と考えていました。
私が福祉業界に入ったのは19歳のときで、
当時はあくまで「施設」でのサービスがメインでした。

そこから徐々に「施設」から「地域」へという時代の流れもあり、
2001年に独立して、最初は鶴ヶ島市内で
グループホーム(当時は生活ホーム)を立ち上げました。

当時は奥さまとグループホームに住み込みで運営されていたのですよね。

そうなんです。もう20年くらい前になりますが、
グループホームを立ち上げて最初の1年は、妻と利用者さま4人で
土日も一緒にグループホームで生活を共にしていました。
2年目からはアパート型のグループホームへ移転しましたが、
その時のことは今でも運営のヒントになっています。

運営のヒントとは、どういったことでしょう。

アパート型にすることでの、利用者さまの生活における
お一人スペースの確保です。

アパート型のグループホームを数多く運営されていますよね。

はい。重度の方やお一人での生活が難しい利用者さまのために
共同型のグループホームもありますが、5棟はアパート型です。

利用者さまにとって、常に同じ空間で生活するよりも
やはり一人の時間が作れる空間があることが、日常生活の安定や
自立につながると考えて運営しています。
これはグループホームを立ち上げ、1年目のときにも肌で感じた経験ですね。
日中は作業所へ行っている利用者さまも多いですし、
食堂や居間などの共同スペースもありますが、
やはり自身の時間がもてることは心身の安定にも大切なことだと思っています。

会社・事業の運営理念を教えてください。

地域社会福祉事業の向上に寄与すること」をビジョンに掲げて
日々運営しています。
グループホームから立ち上げ、現在は6つのホームを運営していますが
その中で利用者さまのために移動支援のサービスを立ち上げたり、
お一人おひとりに寄り添ったケアプランをつくるために
相談支援事業も開始しました。
もともと「地域」で安心して生活できる体制づくりということから、                                     こういった形で多角的にサービスを展開していった経緯があります。

生活介護や障がい児通所の事業も運営されていますよね。

はい。通所事業に関しても、「地域で何ができるか」という思いから
その時々の利用者さまやそのご家族、あるいは地域の方々からの
ニーズに応えられるよう、事業を拡げてきました。

この事業は、本当に「ゴールがない」仕事なんですよね。
それぞれの利用者さまにとって、乗り越えたいゴールや
支援計画に沿った日々の目標はもちろんあるのですが、
人の一生というのはそう簡単なものではありません。
成長や年齢ステージに応じて、  
住み慣れた地域で安心して暮らせる環境作りが必要です。
ここにお応えできることが、弊社や私自身の役割ではないかと考えています。      

事業の特徴や運営する上でどんなことを心掛けていますか。

当法人では基本理念を次のとおり掲げています。
1 心身に障害をもつ方に対して支援を提供することを通じて
地域福祉の向上に寄与する」
2 福祉サービスに携わる支援者は、障害のある方に対し
徹底した人権擁護と、質の高い支援」を提供する。
3 障害者支援のプロフェッショナルとして、「高い倫理観
専門的知識」を身につけ、支援を提供する。
福祉サービスに携わる支援者として、ご利用者さまの笑顔を大切する
気持ちを忘れないよう、サービスにあたっています。

3の「プロフェッショナル」としての取り組みに関しては、何か法人の中でも取り組んでいることはありますか。

はい、働くスタッフの資格取得については積極的に支援しています。
受験費用は法人で負担し、介護福祉士や保育士といった資格取得
についても応援しています。
実は、私自身も社会福祉士の資格を最近取得しました。

代表者さま自ら資格の取得ですか。

そうですね、社会的な制度もふまえ高齢者や障がいをもった方を
サポートしていく中で、通信で研修を受けながら
この度合格しました。資格がすべてではないですが、
利用者のみなさまにより良いサポートを、という思いがあり、
自身でも資格を取得しています。

これからの目標や展望などを教えてください。

より安定した経営を念頭に、事業内容の見直しも都度行っていきます。
地域のニーズを的確にとらえ、今何が求められているのか
地域で不足しているサービスを提供していくことを考えています。
職員にとって働きやすい環境や労働条件もそうですし、
自己実現が可能な仕組みづくりを常に意識しています。

現在も士業であったり、産業医の方と連携されていますよね。

はい、今現在も、顧問には税理士、社会保険労務士及び弁護士がおり、
産業医も含め、専門家との連携という点でも
安全・安心な経営を行っています。
労務管理だけではなく、法人としてのコンプライアンスであったり、
法に則した体制を築いておくことは、
利用者さまやご家族の方の安心にも繋がると考えています。

今後繋がっていきたい方を教えてください。

地域の若い世代や、地元の大学生とも繋がっていきたいと考えています。
実際に今も現場に入ってくれている学生さんもいますし、
若い世代の方々にぜひ福祉分野に関心をもっていただきたいと願っています。
シニア世代も若い世代もともに長く働ける職場でありたいと
考えていますので、地域の若い世代の方々とも繋がれたらと思います。

採用に特化したぺージも作っておられますよね。

はい。どの事業部も採用には力をいれております。
https://ayumi-saiyo.wevery.jp/
現場スタッフの日々の様子を知ってもらい、幅広い世代にアプローチしています。
採用ページには職員のインタビュー記事も公開しており、やりがいをもって
長く勤務してもらえたらと考えています。

多様な働き方も大事にされているそうですね。

はい、あゆみ福祉会では60名を超える女性スタッフも働いています。
同じ職場でずっと働ける環境を目指すならば、
やはり育児や介護休暇は大事ですよね。
助成に限らず、男性職員も子育てに関わっていけるように、
配偶者出産時の休暇なども取り入れています。

そういった取組みは、先ほどの若い世代の入職にも繋がりそうですね!

そうですね。一人ひとりの職員が、職責をもち、
やりがいを感じながら安定して働けることを大切に考えていますので、
今後も働きやすい環境作りを行っていきたいと思います。

ありがとうございました。

新井さまには、地元鶴ヶ島の「障害者支援ネットワーク協議会」の活動でも
お世話になっています。
インタビューを通して、気さくなお人柄と
福祉に対する実直な想いが伝わってきました。
利用者さんやそのご家族の方を思うお気持ちもそうですが、
現場の職員の方々の待遇面であったり、働きがいというところも大事にしておられ、
こういったところが質の高い支援にも繋がっているのだろうなと感じました。

特定非営利活動法人 あゆみ福祉会

埼玉県鶴ヶ島市藤金685-1

電話番号:049-298-7027
ホームページ:http://www.ayumifukushikai.or.jp/
メール:info@ayumifukushikai.or.jp
インスタグラム:@ayumijidou

ありがとホーム
障害者グループホーム(共同型)
埼玉県鶴ヶ島市藤金685-1

電話番号:049-271-3078

つつじホーム
障害者グループホーム(アパート型)
埼玉県鶴ヶ島市鶴ヶ丘405-1

電話番号:049-271-2601

第二つつじホーム
障害者グループホーム(アパート型)
埼玉県鶴ヶ島市脚折町5-10-21

電話番号:049-286-8399

第三つつじホーム
障害者グループホーム(アパート型)
埼玉県鶴ヶ島市鶴ヶ丘1-10

電話番号:049-299-5910

やまぶきホーム
障害者グループホーム(アパート型)
埼玉県川越市天沼新田194-9

電話番号:049-234-3700

さつきホーム
障害者グループホーム(アパート型)
埼玉県坂戸市片柳2308-3

電話番号:049-289-8539

障害児通所支援事業所あゆみ
児童発達支援・放課後等デイサービス
埼玉県鶴ヶ島市藤金685-1

電話番号:049-298-3618

多機能型事業所あゆみ内 障害児通所支援事業所なかよし
児童発達支援・放課後等デイサービス
埼玉県鶴ヶ島市藤金682-1

電話番号:049-298-3521

多機能型事業所あゆみ内 生活介護事業所あおぞら
生活介護
埼玉県鶴ヶ島市藤金682-1

電話番号:049-299-8746

あゆみ福祉会
訪問介護(総合支援法)・重度訪問介護/訪問介護(介護保険)
埼玉県鶴ヶ島市藤金685-1

電話番号:049-298-7045

移動支援事業
各市の指定を受けて、グループホームの入居者さま、地域に居住している方の
「買い物」「余暇」を全面的にサポートします。


あゆみ福祉会つるがしま相談支援センター
特定相談・障害児相談支援事業
障害のある方やそのご家族からの相談に応じ、
地域で安心した生活を可能にするために必要な情報を提供していきます。

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